2016年4月29日金曜日

ワールドカフェ「さとから」in宮平 World Café "Satokara"(From the Village) in Miyadaira


ゴールデンウィークの初日、上早川地区宮平にて行われたイベント「さとから」にて、
急きょ「ワールドカフェ」を初出店させていただきました!


「ワールドカフェ」とは…

「カフェが提供しているようなリラックスした雰囲気の中で少人数による会話を行うことにより、
集合知を生み出せる場づくり」であり、

「メンバーの組み合わせを変えながら、4~5人単位の小グループで話合いを続けることにより、あたかも参加者全員が話し合っているような効果が得られる会話の手法」のことをいいます。
(「ワールドカフェをやろう!」日本経済新聞出版社 より抜粋)

私はワールドカフェ未体験でしたが、ワールドカフェを生み出したアニータ・ブラウンという人の本を読み、どうしても糸魚川でワールドカフェをやってみたいと考えていました。

というのは、かねがね、中山間の人とか街場の人とか年齢とか職業とか立場に関係なく、
皆でまちづくりやこれからの糸魚川について、活発に意見を言える場や色々な意見に出会える場、今まで知らなかった人同士が出会えて、そこから新たな繋がりが生まれるような場が必要ではないかと感じていたからです。


今回のイベント「さとから」スタッフである天野さんと、たまたまこのような話になり
「イベントに使う部屋が1室、空いている時間があるので、やってみませんか?」と
ありがたいお話をいただいて、今回の開催となりました。

開催告知は主にフェイスブックを通じて行いました。
というのは、詳細が決まったのが「さとから」1週間前で、
紙ベースでの告知や招待に間に合わなかったのです。
この招待に対して、今回は8名の方が参加してくださいました。


ワールドカフェは、ただおしゃべりをする場ではなく、
毎回必ず「問い」(テーマ)をたてます。

今回の問いは、
「もし何でもつけ足せるとしたら、自分の住む街に何を付け足しますか?」
としました。

例えば建物でも良し、イベントでも良し、仕組みとか、何でも良くて、
個人的にこれが欲しい!というものでもOKとしました。

2つのテーブルで、自己紹介から始まり、
みなさんで活発な意見交換が行われました。

テーブルクロスに見立てた模造紙の上に、感じたことやアイディア、
イラストなどをどんどん落書きしていきます

(本当は、紙の中央にテーマ(問い)を書くことになっているのですが、
私のうっかりで、テーマなし模造紙になっています(>_<))

席替えをして、違うメンバーでまた自己紹介。
前のテーブルでどんな会話があったかを話して、さらに内容を深めていきます。
 

その後、一番最初の席に戻って、旅先(席替え後の席)であった話、
最初のテーブルで続いていた話などをお互いに聞きながら、
最後の意見交換を行います。


まとめの時間
「大切だと感じたこと」、「気付き」を、ポストイットに記入
(今回、各テーブルでのおしゃべり時間に配分を使いすぎて、
まとめの時間をほとんど取れませんでした。
全体で内容共有する大切な時間なので、少なくなってしまい
参加してくださった皆さんに申し訳なく思っています(>_<))


緊張でがちがちの拙い進行役でしたが、参加してくださったみなさんから、
とても楽しかった、面白い体験ができた 今後もワールドカフェを続けて欲しいという
嬉しいお言葉をいただくことができました。


異業種交流会はどこかでやっていると思うんです。
でも、そういう交流会に声がかかる人は限られています。
そういうものではなくて、
「普段声をあげないけど、色々考えている人」の声を聞ける場が欲しい。
「普段は言う場がない、言う機会がないけど、実はこうしたらいいんじゃないか」というアイディアを人に話したり聞けたりできる場が欲しい。
互いに考えを聞いて、新たな価値観を共有できる場が欲しい。

みんな「種」を持っていると思うのです。
その種を、お互いに交換できる場所であったり、育てる場所が見つかったり、
一緒に育てる仲間が見つかったり。

そんな場があるだけでも、街は変わっていくのではないかと思っています。